mactisの経済ブログ

ある銀行員が金融メジャーリーガーを目指して奮闘するブログ

転職サイトに登録して1週間の感想と決意

こんにちは、mactisです。

 

今回は転職サイトに登録をして1週間程使ってみたのでその感想とこれからの決意を書いていきたいと思います。

 

 

◯そもそもなんで転職サイトに登録したのか?

なぜ転職サイトに登録をしたのか。きっかけは大学時代の友人との飲み会でした。

彼女がどうとか仕事がどうとかの話をしばらくして、転職サイト登録しようかと思っているという話を切り出しました。実際私は今の仕事を厳しいながら面白いと感じており、まだ転職するつもりはあまりありません。ちょっとみんなの様子をうかがうために聞いてみただけでした。

 

「え、登録してないの?」

 

予想していた反応とはちょっと違うものが返ってきました。なんとそこで飲んだ友人の5人中3人が転職サイトに登録しているとのこと。割と登録してるんですね。

 

転職サイトに登録している理由はもちろん転職を考えているからというのが普通でしょう。しかし、飲み会で聞いた3人はみんな「まだ転職するつもりはないけど一応登録してる」とのこと。

理由としては、「登録しているとどんな求人があるのか確認しやすいし、企業側からのオファーが来るから興味があれば転職してもいいかも」というものでした。

 

なるほど、転職サイトとはそういうものだったのか。転職を決意してから登録するものだと思っていたのでそういう使い方があるのだなと知りました。

 

 

 

◯リクナビNEXTに登録

さっそく転職サイトに登録してみました。登録したのは新卒時代にお世話になっていたリクナビです。

就活の際にマイナビよりも使いやすかったから基本的にリクナビを使っていました。そのため今回もリクナビに登録してみました。あまり考えてこなかったけどこの二つの違いってなんなんだろう。たぶん同じなんだろうな。

 

 

◯登録して1週間の感想

では実際に登録してみてどうなのか。エージェントとの面談等は全然していませんが、ここまでの感想を書いてみます。

 

1.通知が多すぎて面倒

まず第一に挙げられる感想が通知が多すぎてめんどくさいということです。登録してすぐに「〇〇様へ面談の通知が届きました」というメール。

HPで見てみると「あなたの経歴をみて大変優秀な方だとお見受けしました。」、「特別にお声がけしています!」等のプレミアムオファーなるものが4通ほど入っていました。

全然経歴書いてないんだけど、、。登録した直後のやつを特別扱いしてくれてありがとう、、、。

と思いながら放置していたら翌日もその翌日もがんがんプレミアムオファーが入ってきます。

すぐにメールの配信を止めました。

 

 

2.今の職場と比較して、、、

オファーについては気にせず放置しておくことにして、自分で求人を見てみることにしたら気づいたことがあります。

それは今の職場の待遇の良さです。

新卒の頃と違って一度働いてみると会社の待遇面に目がいくようになりました。新卒の頃はどこも大した違いはないと考え、大企業にいけばそこそこの給料がもらえるだろうくらいの感覚だけで動いてました。

基本給はどれくらいか?休みはどれくらいか?どんな社風か?有給はしっかりとれるか?昼食は1時間とれるか?どんなノルマが与えられるのか?

すごく具体的な観点で見るようになったなあと感じてます。

そして今の職場と求人とを比べると、今ってかなり恵まれた環境にいないか!?という思いが強くなりました。

昼食は30分も取れないけど残業はしっかりつけられる。有休もとれるし、薄給だと思っていた給料も求人と比較するとかなり高い。めちゃくちゃに詰められるけど、論理的で優秀な上司に恵まれてる。

大した経験もない若手社員によく今の職場はお金を払ってくれているなあとしみじみ思いました。

 

 

◯結果、これからどうしようか

ここからが問題です。私自身、今現在は転職したいという意欲はありません。銀行で財務や税務の知識を使ってお客さんのためになる提案をする仕事に面白さを感じてますし、厳しいながら日々の業務で学ぶことは多く、やりがいもあります。

異業種へ行きたいという人は早いうちに転職しないと道は閉ざされてしまうので急いだ方がいいかもしれませんが、異業種に行きたいかと言われるとそうでもない。かといって銀行という組織にずっと居続けたいかというとそれはしたくないんですよね。

 

でも、財務や税務の分野で専門性を身に着ければ仕事に困ることはないんじゃないかと漠然と思ってます。(財務税務以外のことしてても、AIが本格化してきたらクリエイティブなことのできない私はどのみち仕事に困る。笑)

会計・税理士事務所に入って働きながら勉強するものありかなと思い求人を見ましたが、分かったのは補助者は薄給であること。転職するなら資格とった段階でしたほうが有利だとわかりました。

 

結論としては待遇の良い銀行に勤めながら、専門性を身に着けられるように日々邁進していき、会計・税務の上位資格を取って市場価値を高めてから転職。

 

この絵がうまく描ければ面白い人生になりそう。

USCPAらへんが現実的かなー。もう一度検討してみようかなー。

 

 

 

USCPAについての過去の検討はこちら⤵

初期コストが高いんですよね。

keizaihakase.hatenablog.com

あの池井戸潤が銀行員向けに本書いてたよ

こんにちは、mactisです。

今回は銀行員として融資課に配属されてから半年くらいして買った銀行員向けの参考書の話です。

タイトルは図解 これだけ覚える融資の基礎知識―融資係になったとき読む本

融資課に配属されてバタバタしてる新人や入行前の学生に役立つ一冊なので紹介します。

 

 

本の概要

融資って何ぞやといったところから始まり、融資の形態や財務分析、担保の考え方などなど、とても丁寧に銀行業務について記されています。タイトル通り、融資に必要な基礎知識を一通り学ぶことができます。

融資の事務担当者はもちろん知っておくべき知識ですし、それだけでなくお客さんの会社に行った際に見るべきポイントなども記載されており渉外担当者もターゲットにしています。それ以外にも期日管理の徹底方法や心構えなどバツをつけないための知識にも触れています。

図解 これだけ覚える融資の基礎知識―融資係になったとき読む本

 

著者

言わずと知れた小説家、池井戸潤です。

 

慶応義塾大学卒業後に三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行し、銀行員としてキャリアを歩んだ後に小説家となってビジネス小説でヒット作品を出し続けている作家です。

私自身、池井戸作品は『オレたちバブル入行組』しか読んだことはないんですけど、ドラマ『半沢直樹』の印象は強烈でしたよね。ドラマを見て銀行に入りたいと思った人も絶対入りたくないと思った人もどちらも相当数いたんじゃないかなと思います。それ以降もたくさんの池井戸作品がドラマ化をしており、現代を代表する小説家の一人だと言えると思います。

 

感想

この本を買ったのは銀行に入って半年ほど経った頃。その時の私は業務の忙しさに翻弄されてこれはマズイと思っていました。帰りの電車で「銀行 融資 書籍」みたいな感じで検索かけたら目についたのがこの本でした。

 

池井戸潤が融資の本書いてるよ!

 

小説だけ書いてるんだと思ってたので単純に驚きました。

読んでみたら融資業務が体系的に書かれていてなかなか役に立つ。普段の業務では目の前の仕事を処理するのに精いっぱいだったのですが、実際にやっている作業ひとつひとつの意味などを再確認することができ、実務と知識がつながっていった感覚がありました

 

表紙にもある通り融資係になった人をターゲットとしているのですが、銀行に入る前にさらっとでも読んでおけばもっとスムーズに業務の理解ができたんじゃないかなと振り返ると思います。

銀行をこれから受けようとする人、銀行に内定が決まった人にも適している本です。

ほんとに基礎の基礎から説明しているので知識のない人でも軽く読むことができると思います。参考にしていただければ幸いです。

 

 

入行する前にできることは事前に済まして、スタートダッシュ決めましょう!

図解 これだけ覚える融資の基礎知識―融資係になったとき読む本

図解 これだけ覚える融資の基礎知識―融資係になったとき読む本

 

 

 

 

銀行員は見た!不動産オーナーの凋落

こんにちは、mactisです。

今回は家賃収入が毎月チャリンチャリン入ってきて悠々自適な生活を送っていると予想される不動産オーナーについて書いていきます。

 

 

◯お金持ちをよりお金持ちにする仕事

 私は銀行で融資業務に携わっています。そして数ある業務の中でもメイン業務として行っているのがアパートローンです。この業務は銀行業務の中でも富裕層をターゲットにしているものであり、貧乏人には見向きもせずお金持ちをよりお金持ちにするビジネスです。

お金持ちとの取引を増やしていきたい銀行ですが、それだけでは十分な収益を稼げません。そのためお金持ちになりかけの人(=準富裕層)にも対象を広げているのが現状です。

そして今回のテーマである不動産オーナーの凋落は準富裕層にしばしば起きます。

 

◯富裕層と準富裕層

まず富裕層と準富裕層の違いを説明します(このブログ上での定義なのでご注意ください。)。

富裕層とは昔からのお金持ちです。生まれた時からお金持ちであり、莫大な資産があるのでその運用をすれば生活に困ることがありません。具体的な例としては地主や上場企業の創業者などが挙げられます。この層はほぼ確実に回収することができるので銀行としてもぜひとも取引したい先です。中でもアパートローンにおいては地主を特別扱いします。

準富裕層とは昔からのお金持ちではないものの、高い能力を持ち、高付加価値の仕事に従事し、高収入を勝ち取った人々です。例としては医者や弁護士、ビジネスエリートなどが挙げられます。この層も一般からしたらかなりのお金持ちであり、家柄も良いことが多いです。労働することで生活費を捻出しています。

 

◯準富裕層の凋落

では、同じ不動産オーナーでもなぜ準富裕層は凋落することがあるのでしょうか。

 

それは土地を持っていないからです。

 

準富裕層が不動産投資をする場合、土地の購入からすることになります。そうなると不動産投資はがぜん難しくなります。

東京の地価はどんどん上がっていますし、建築資材や人件費の高騰で建設コストも高まっているのが現状です。土地の購入からしなくてはならない準富裕層はかなり大きな借入をする必要があります。土地をもとから持っている地主とは立場が全く違うのです。

 

よほど無理な計画でない限り、不動産投資は始めのうちはうまく回っていきます。新しい物件には少し賃料が高くても住みたい人はたくさんいるし、修繕費用も大してかからないので収支は回っていくでしょう。

しかし、不動産投資は前半と後半では大きく環境が異なります。

20年後、自分の物件はどうなっているでしょうか。周りにはきれいで新しい物件が立ち並び、自分の物件はほぼ100%見劣りするでしょうし、賃料を下げなくては住んでくれないでしょう。また、周りの物件に対抗するために外壁や内装の修繕をする必要があり、費用が大きく膨れ上がります。

自力で修繕費を捻出できないために銀行で借入をする人もいるくらいです。

 

 この収支の悪化が準富裕層を苦しめます。地主の場合、建物分のみの借入であるため借入額が抑えられます。そのため多少の収支の悪化があっても返済が苦しくなることはありません。しかし、準富裕層のように土地から購入しているケースでは借入額が大きいため少しの収支悪化が死活問題となります。貯め込んできた資産を切り崩して返済に充てなくてはならなくなります。収支が悪化しても毎月の返済額は変わりません。

もちろん、仕事をし続けて高年収を維持しているのであれば大して困ることはないでしょう。しかし、不動産を購入した準富裕層は自分が富裕層だと勘違いをしがちであり、中には仕事を辞めてしまう人もいます。不動産に対する借入が無くなりさえすれば毎月チャリンチャリン生活に移行することができますが、そこまで待たずに仕事を辞めてしまうのです。

借入を全額返済する目途が立つまでは決して油断してはいけません。それだけでなく、仕事を続けていても不動産業者の無理な計画に乗せられて購入した場合も注意が必要です。後半の収支の悪化が激しく、不動産を手放すことになりかねません。

準富裕層から富裕層へと上がるためにはしっかりとした仕組み作りが必要だということです。

 

 

前期は残念ながら富裕層に上がれなかった人にお会いすることになりました。

「返済がきついから期日を延ばしてほしい」という言葉は悲しいものですね。

 

 

私は準富裕層から富裕層に上がる意欲のある人を全力で応援したいです。会社としては富裕層の取引を拡大したいのだろうけど。

能力のある人の夢を手助けできる銀行員になりたいものです。