mactisの経済ブログ

ある銀行員が金融メジャーリーガーを目指して奮闘するブログ

【書評】働くということ

こんにちは、mactisです。

働くということ -実社会との出会い- (講談社現代新書)』という本が面白かったので感想をまとめていきます。

 

 

 

本の概要

人間が働くということはどういうことかを理論の話ではなく、一人の社会人として体験に即して書かれた本。著者が会社員として働いていた当時を振り返りながら、働くことの疑問や不満をひとつひとつ紐解いていきます。

学生生活を終えて社会に出ようとする人に宛てて書かれたものであり、働く前に働くとは何なのかを考えるきっかけになる一冊。学生宛に書かれたものですが、働いているからこそ理解できることも多々あり社会人にも読む価値のある内容になっています。

第1刷は 1982年3月であり、35年以上前であり今とは働く環境もかなり違うと思いますが、内容に全く古さは感じず若手が感じるであろう疑問・不満をクリアにしてくれます。2016年5月に第44刷というロングセラー。

働くということ -実社会との出会い- (講談社現代新書)

 

 

著者

黒井千次

1932年生まれ。東京大学経済学部卒業の小説家。大学卒業後は富士重工業株式会社に入社して会社員生活の傍らで創作活動を行う。15年間の会社員生活の後、文筆生活に入る。

あまり小説を読まない私は著者の作品を読んだことがありませんでした。今回読んだ『働くということ』が面白かったので小説も購入しました。まだ読んでいません。

 

 

感想

この本の購入を決めた要因は目次にあります。

その目次を並べてみると、

1.秋の不安―就職試験の季節

2.春の戸惑い―入社した頃

3.仕事との最初の出会い

4.仕事が自分の中に入るまで

5.働くことはなぜ面白くないか

6.人は金のみのために働くのか

7.働くことの核心にあるのはなにか

8.会社員は職業か

9.企業意識と職業意識

10.働くことと遊ぶこと

11.外側から見た企業

12.働く場での人と人との結びつき

13.働くということの発見―企業での十五年を振り返って

となります。

仕事つらいなーとかお金もっと欲しいなーとかもっと遊びたいなーとか、そういった思いを抱いていた私にとってこの目次は完全にどストライクでした。

実際に読んでみると、堅苦しい哲学めいた話ではなく実際に働いたら感じる社会に対しての疑問や不満、仕事への意欲など「働く」に関わる様々なテーマについて明快に述べられていきます。

 

私は読み終わった本の為になるところや面白かったところにすぐに戻れるように折り目なりマークなりをしているのですが、

この本は

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自分でも驚くくらいめちゃくちゃに折ってました。

それくらい為になる本だったんです。

たくさんある話の中でも、考えさせられた話は国鉄職員の放った問いでした。

 

自分は国鉄職員であるからキップを切るのか、キップを切るから国鉄職員であるのか。

 

著者がこの問いを労働について話し合う席上で出し、一人の大学生がそれに対してつまらない質問だと論理的な回答を返したというくだりがあります。

しかし、著者は「この回答は論理的ではあったが問題の本質に答えるものではない。本格的な労働の経験のない学生には質問の真意がくみ取れなかったのは無理もない。十年以上もキップを切り続けた国鉄職員がこの自問をしたとき、どんな感情がそこにあるのかを考えなくては問題の入り口にも立てない。」と切り捨てています。

そして著者は、この問いの回答を導くのには仕事が自己の内部で生きて動いている必要があると述べています。

 

今の私の感覚ではやっぱり国鉄職員だからキップを切るなんだろうなと思います。仕事というよりも会社に勤めているという意識がまだまだ強いです。

この感覚では企業人であって職業人じゃないんだろな。 自分の仕事はこれだ!と言えるものを持つことがスタートラインかな。

 

他にも、帰属意識が低いと自分で思っていた銀行員が辞めて気づいたことや遊びと仕事は二項対立じゃないといった私の過去の意見をなぎ倒す考えなど興味深い意見ばかりです。

これまでもテレビ番組やらブログやらでいろんな人が「働く」ことについての意見を述べているのを見ましたが、どことなく綺麗ごとだなとか自分じゃ全然たどり着けないような仕事論といった印象でした。しかし、この本はすごく身近でありつつも疑問を深く追求していて、「働く」ことについての考えがスッとまとまる一冊でした。

働くこと疑問や不満を抱いている人にぜひとも読んでほしいです。

 

さあ、明日も仕事だ!

 

 

働くということ -実社会との出会い- (講談社現代新書)

働くということ -実社会との出会い- (講談社現代新書)

 

 

ビットコインの急騰と乗り遅れ組の私

こんにちは、mactisです。

ビットコイン、値上がりが続いてますね。以前ビットコインについて書いたのですが、私は2017年6月にビットコインを5万円分購入しました。その当時は1ビットコイン=30万円程であり、かなり乗り遅れ感を抱きながら買いました。

しかし、この4か月ほどの間でビットコインは上がり続け2017年10月には70万円に達するまで上昇しました。

ビットコインについて思うところを書いていきます。

 

 

 

◯マーケットって難しい

2017年6月。ビットコインの取引を始めました。最初に買ったのは0.1ビットコイン。当時の価格で31,000円ほどでした。全部消えてもいいや感覚で5万円入金したものの、いきなり全額ビットコインに替えるのは気が引けたので切りのいい金額で買いました。

その後1か月のうちに少し価格が下がったので残った2万円弱を全てビットコインに替えて放置することにしました。しかし価格が下がったといっても30万円を割ったくらいであり、当時の出遅れ感は大きなものでした。

 

5万円くらい無くなってもいいや!と言いつつも、実際無くしたくないのでやっぱりチャートが気になっちゃうんですよね。そこがやっぱり素人だったなと反省している点です。ちょっと上がったら売って、ちょっと下がったら買って、みたいなことを何度かやってみて2017年10月、1ビットコインの価格が70万円を突破しました。

そして私の5万円は8万円へと姿を変えることになりました!

出遅れ組だった私ですが、このブームに乗っかって微々たるものですが増やすことに成功しました。

しかし、なんにも売り買いせずに4か月を過ごすことができたなら、今頃10万円を超えていたんですよね。私が下手に売り買いしたために非常に効率的でない結果となりました。素人が市場に向かっても勝てっこないことがわかったのはよかったです。笑

 

 

◯どれだけ分裂すれば気が済むの?

次に、ビットコインの価値について。

ビットコインがどんな仕組みで存在していてどんな技術がそこにあるのか、実際のところ私はわかりません。ネットを探せばいろんな解説を読むことはできます。すっごく簡単に説明してくれる記事なんかもあるのでなんとなくの感じはつかめます。でも全くIT関連の知識のない私は根本の価値はさっぱりわかりません。

簡単な説明記事からの知識にはなるのですが、ビットコインは埋蔵量が限られていてネット上に存在する金のような希少性を持つものだそうです。4か月前の私はこの説明に納得感を持ち、ビットコインを購入しました。

「ビットコインの数量が限定されているんだから長期的に見れば価格は上がっていくだろう」そんな風に思っていました。

しかし、その思いはすぐに消え去ることになりました。ビットコインが分裂したのです。

8月2日にビットコインキャッシュが出てきて、10月25日にビットコインゴールドが出てきました。そのほかいくつも仮想通貨が生まれました。この世の中の仮想通貨がビットコインのみであったのならビットコインが金と同様の希少性を持つことに納得感はあります。しかし、それ以外にもたくさんの仮想通貨がどんどんでてきて、ビットコインは分裂して分裂後のコインにも価値がつく。

これでも金のような性質って言えるのかな?

これじゃ際限なく増えていくじゃん、と疑問を抱いています。埋蔵量が決まっているという希少性が価値のひとつであったのに、それ以外の仮想通貨が数多く存在する今となってはその価値は薄れています。

結果として数多くの選択肢が生まれて、どの仮想通貨を持っていればいいのかさっぱりわからなくなってしまいました。

 

 

◯まとめ

ビットコインのこの1年間の価格推移を考えると少し乗り遅れたとしても大多数の人がプラスになっているんじゃないかなと思います(最近乗り込んできた方々は厳しい状況かもしれません)。4か月前、かなり乗り遅れた感があった私ですが値上がりによって+60%という結果になりました。年間の単純換算では+180%になるのでいいパフォーマンスだと思います。5万円なんていう微々たる金額でなく、もっと突っ込んでいたのなら今頃かなりおいしい思いができたのになあとは思うものの、そんなリスクを私が負えたかというとそれは無理でした。

これからのビットコインを含めた仮想通貨市場がどうなるのかは全くわかりません。ですが、ちょっと過熱しすぎてるんじゃないかという匂いがぷんぷんします。冒頭にも述べましたが、私はビットコイン等の技術的価値がわかりません。これからさらに分裂していって何を持っていればいいのかも掴めません。これは私に限らずビットコインを保有している人のほとんどが同じなんじゃないかと思います。

そんなわけでビットコインから手を引くことを決めました。

価値のわからないビットコインを持ち続けることは私にはとてもじゃないけどできないです。今後、ビットコインに使っていた資金は自分の理解できる金融商品に振り向けていきます。

 

短い間だったけど勉強になりました。ありがとうビットコイン。

 

 ビットコイン資金は先進国株式に全額移すことにします。⤵

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転職サイトに登録して1週間の感想と決意

こんにちは、mactisです。

 

今回は転職サイトに登録をして1週間程使ってみたのでその感想とこれからの決意を書いていきたいと思います。

 

 

 

◯そもそもなんで転職サイトに登録したのか?

なぜ転職サイトに登録をしたのか。きっかけは大学時代の友人との飲み会でした。

彼女がどうとか仕事がどうとかの話をしばらくして、転職サイト登録しようかと思っているという話を切り出しました。実際私は今の仕事を厳しいながら面白いと感じており、まだ転職するつもりはあまりありません。ちょっとみんなの様子をうかがうために聞いてみただけでした。

 

「え、登録してないの?」

 

予想していた反応とはちょっと違うものが返ってきました。なんとそこで飲んだ友人の5人中3人が転職サイトに登録しているとのこと。割と登録してるんですね。

 

転職サイトに登録している理由はもちろん転職を考えているからというのが普通でしょう。しかし、飲み会で聞いた3人はみんな「まだ転職するつもりはないけど一応登録してる」とのこと。

理由としては、「登録しているとどんな求人があるのか確認しやすいし、企業側からのオファーが来るから興味があれば転職してもいいかも」というものでした。

 

なるほど、転職サイトとはそういうものだったのか。転職を決意してから登録するものだと思っていたのでそういう使い方があるのだなと知りました。

 

 

 

◯リクナビNEXTに登録

さっそく転職サイトに登録してみました。登録したのは新卒時代にお世話になっていたリクナビです。

就活の際にマイナビよりも使いやすかったから基本的にリクナビを使っていました。そのため今回もリクナビに登録してみました。あまり考えてこなかったけどこの二つの違いってなんなんだろう。たぶん同じなんだろうな。

 

 

◯登録して1週間の感想

では実際に登録してみてどうなのか。エージェントとの面談等は全然していませんが、ここまでの感想を書いてみます。

 

1.通知が多すぎて面倒

まず第一に挙げられる感想が通知が多すぎてめんどくさいということです。登録してすぐに「〇〇様へ面談の通知が届きました」というメール。

HPで見てみると「あなたの経歴をみて大変優秀な方だとお見受けしました。」、「特別にお声がけしています!」等のプレミアムオファーなるものが4通ほど入っていました。

全然経歴書いてないんだけど、、。登録した直後のやつを特別扱いしてくれてありがとう、、、。

と思いながら放置していたら翌日もその翌日もがんがんプレミアムオファーが入ってきます。

すぐにメールの配信を止めました。

 

 

2.今の職場と比較して、、、

オファーについては気にせず放置しておくことにして、自分で求人を見てみることにしたら気づいたことがあります。

それは今の職場の待遇の良さです。

新卒の頃と違って一度働いてみると会社の待遇面に目がいくようになりました。新卒の頃はどこも大した違いはないと考え、大企業にいけばそこそこの給料がもらえるだろうくらいの感覚だけで動いてました。

基本給はどれくらいか?休みはどれくらいか?どんな社風か?有給はしっかりとれるか?昼食は1時間とれるか?どんなノルマが与えられるのか?

すごく具体的な観点で見るようになったなあと感じてます。

そして今の職場と求人とを比べると、今ってかなり恵まれた環境にいないか!?という思いが強くなりました。

昼食は30分も取れないけど残業はしっかりつけられる。有休もとれるし、薄給だと思っていた給料も求人と比較するとかなり高い。めちゃくちゃに詰められるけど、論理的で優秀な上司に恵まれてる。

大した経験もない若手社員によく今の職場はお金を払ってくれているなあとしみじみ思いました。

 

 

◯結果、これからどうしようか

ここからが問題です。私自身、今現在は転職したいという意欲はありません。銀行で財務や税務の知識を使ってお客さんのためになる提案をする仕事に面白さを感じてますし、厳しいながら日々の業務で学ぶことは多く、やりがいもあります。

異業種へ行きたいという人は早いうちに転職しないと道は閉ざされてしまうので急いだ方がいいかもしれませんが、異業種に行きたいかと言われるとそうでもない。かといって銀行という組織にずっと居続けたいかというとそれはしたくないんですよね。

 

でも、財務や税務の分野で専門性を身に着ければ仕事に困ることはないんじゃないかと漠然と思ってます。(財務税務以外のことしてても、AIが本格化してきたらクリエイティブなことのできない私はどのみち仕事に困る。笑)

会計・税理士事務所に入って働きながら勉強するものありかなと思い求人を見ましたが、分かったのは補助者は薄給であること。転職するなら資格とった段階でしたほうが有利だとわかりました。

 

結論としては待遇の良い銀行に勤めながら、専門性を身に着けられるように日々邁進していき、会計・税務の上位資格を取って市場価値を高めてから転職。

 

この絵がうまく描ければ面白い人生になりそう。

USCPAらへんが現実的かなー。もう一度検討してみようかなー。

 

 

 

USCPAについての過去の検討はこちら⤵

初期コストが高いんですよね。

keizaihakase.hatenablog.com