mactisの経済ブログ

或る銀行員の奮闘記

貯金だけすることのリスク

こんにちは、mactisです。今回は貯金について考えます。

 

「貯金はしっかりしときなよー」

社会人になるとたくさんの人生の先輩から言われる言葉です。

貯金の必要性、わかります。何があるかわからないこのご時世、リスクに備えるためには貯金は必要不可欠だと考えます。

 

しかし、預金さえしておけばいいのかというとそれは違うと思います。

昔と今では全然状況が違うからです。

 

その大きな違いのひとつが金利です。

 

バブル期は定期預金が8%と平成生まれの私では考えられない高金利だったそうです。

その当時は預金さえしておけば勝手にお金が増えていく、そんな時代だったのでしょう。その頃であれば預金というのは資産運用においても非常に有効な手段であったといえるでしょう。元本保証という安全性、解約すればいつでも使える流動性、そして高い収益性。この3つを兼ね備えた定期預金をしない手はありません。

 

では今はどうでしょうか。普通預金は0.001%、定期預金も0.01%という低金利時代です。この時代に預金だけで資産を保有するなんて、そんなリスクを取るのは資産運用を考える上でいかがなものだろうかと思います。

 

 ん?預金に、、リスク?

と思われた人もいるかと思います。

預金にもありますよ、リスク。

 

それはインフレリスクです。

預金は元本が保証されている商品です。例えば100万円預金していたとすると、10年後も20年後も100万円は変わりません。これは一見すると全く損をしていないかのように思われますがそれは違います。

100万円の価値は10年後、20年後どうなっているでしょうか。日銀は物価を上昇させようと金融緩和を拡大しています。また、世界の人口増加、資源量減少から今後の資源価格高騰は必然とされています。

これらから物価上昇は今後確実に進むと考えられます。もし100円のものが200円に値上がりしたら、現在の100万円で50万円分の買い物しかできなくなるのです。

 

そう、預金ではインフレリスクに対応できないのです。毎年のインフレ率を上回る率で運用をしていかなくてはお金の額面は守れても価値は守ることはできません。

 

預金だけでなく、投資にも目を向けることが今の時代にお金を守るためには不可欠だということがわかるかと思います。

バブルを生きてきた先輩方の言う通りにしてるだけじゃ自分のお金は守れないでしょう。

 

昔と今は違います。必要最低限の貯金はしましょう。ですが、すべての資産を預金で保有するというのは時代にそぐいません。自分のお金を守るためにも「運用」という考えを少しでも持つことが必要です。一度自分の資産を見直してみるのはいかがでしょうか。