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mactisの経済ブログ

現役銀行員が経済情報や日常のお得を綴っていく日記

返済が終わらない!カードローンの仕組み

今回はカードローンの仕組みについての話です。

 

 

カードローンはいろんな銀行で作ることができ、毎日CMや電車の広告などで宣伝されており、かなり身近な存在になってきています。

しかし、身近な存在となったからこそカードローンの仕組みをきちんと理解しなくては後々怖いことになります。今回はなかなか返済が終わらないカードローンの仕組みについて解説していきます。

 

カードローンを借りる前に必ず知っておかなくてはならないことが1つあります。

 

それは

「利息の元加」

です。

 

この利息の元加という仕組みは他の借り入れにはないカードローン特有のものであり、なかなか返済が終わらない仕組みなのです。

 

これは簡単に言うと、

「利息を元金に加えます。」

というものです。

 

え、それだけ?と思う方も多いかと思いますがこれはかなりやっかいな仕組みです。

 

 

具体例を挙げて解説していきます。

 

M銀行でカードローンを作り、3万円の借り入れを行ったとします。

金利は年利10%とすると、1か月後には3万円×10%×30/365=246円の利息が付きます。

カードローンの場合、返済方法は2つあり、好きなタイミングで返済をするものと毎月決まった日に決まった金額を返済するものがあります。通常は毎月決まった日に返済を行うようになります。3万円ほどの金額ならば毎月の返済金額は1万円としている銀行が多いでしょう。

そうすると、1か月後の最初の返済日には1万円を支払い、元金が2万円。利息が246円となります。このタイミングで「利息の元加」が行われます。つまり2万円に246円を足した2万246円が元金となるのです。

では次の返済日までの利息を計算してみましょう。

20,246円×10%×31/365=171円となります。

1か月後にはまた1万円を支払い元金が10,246円になり、利息が171付きます。そして「利息の元加」によって元金は10,417円となります。

次の返済日までの利息は同様に10,417円×10%×30/365=85円

1万円を支払うと元金が417円、利息が85円なので元加後は502円。

そして次の返済日までの利息は502×10%×31/365=4円

元金の502円を返済しても今回分の利息4円が元加されるので元金がまだ存在します。

ですからこの次の返済日にようやく返済が終わるということになります。

 

以上、かなり長くなりましたが、借り入れから完済までどのくらいの期間がかかったかを見ると、5ヶ月かかっていることがわかります。

3万円の借り入れで毎月の返済にしていると5ヶ月もかかり、その間に利息で500円以上も損してしまうのです。

なかなか返済が終わらないカードローンの仕組みをわかっていただけたでしょうか。今回は3万円で考え、金利も多くの銀行が設定しているものより低く見積もりました。

借り入れ金額が10万円だったらたら。金利がこれより5%高かったら。今回の例よりもはるかに時間もお金もかかることになるのです。

 

お金は本当に必要でない限り借りない。そしてもし借りたとしてもできるだけ早く完済するということを意識しておかなくては怖い未来が待っているでしょう。

お金の管理は計画的に行っていきましょう。