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mactisの経済ブログ

現役銀行員が経済情報や日常のお得を綴っていく日記

【不動産投資】ノンバンクで借りることの隠れたデメリット

こんにちは、mactisです。

前回の記事『高い金利でもノンバンクで借りるメリット』の続きとしてノンバンクで借りる隠れたデメリットについて紹介します。

 

ノンバンクで借りることのデメリットとして第一に挙げられるのが、金利の高さです。これは全く隠れてないデメリットですね。すみません。

しかし、考えなくてはならない大事なポイントです。

 大手銀行では区分所有マンションの場合、2%後半くらいで借りられるのに対して、ノンバンクでは4%を越えるローンが多く金利負担が大きくのしかかることになります。

金利が高い分、当然総返済額も膨らみ毎月の返済額も大きくなります。提示された金利でも無理なく収支を回すことができる物件でなくてはなりません。そうすると地方の物件や築年数の経過した物件などのリスクの高い不動産に投資しなくてはならない、といったことも考えられます。

毎月の収支が回るのかどうかをよく確認してから借入を決めることにしましょう。

 

次に不動産の担保価値が低くても借りれてしまうこともデメリットです。

一見お金が借りられるというのはプラスに思えるかもしれませんが、担保価値の低いものにも融資が出るとなると次に繋げることができません。というのも銀行は資産と負債を相殺して残る純資産を見ているからです。2,000万円のローンを組んでワンルームマンションを購入しても、その価値が500万円だったら純資産は−1,500万円です。預金など多額の金融資産を保有していない限り、これでは次の物件を購入するために銀行に相談をしても融資は出ないでしょう。次の不動産投資に繋げるためにも、購入予定の物件が本当に価値があるのか見定める必要があります。

 

最後に、銀行への借り換えがほぼ無理というデメリットもあります。

これはどういうことかと言うと、基本的にノンバンクで借りたローンは銀行で借り換えすることはできません。現在かなりの低金利であり非常に有利に借り換えることができるため、借り換えの相談はよくきます。

しかし、ノンバンクからの借り換えを対象にしている銀行はほぼ無いのではないでしょうか。

現在の金利状況で借り換えると、金額にもよりますが大きなメリットがあります。

具体的な数字をざっくり計算すると2,000万円の残高を期間20年で持っていると仮定し、1%の金利引き下げができたならば効果は200万円ほどになります。借り換えで200万円を浮かせることができるのです

そして、このメリットを使えないのがノンバンクでの借入です。

また、もし万が一収支が回らなくなってしまった場合に借り換えをすれば収支を回すことができるとしても借り換えできません。

これは銀行で借入をしていても同じなので頭の片隅に入れておくべきだと思います。銀行は焦げ付きそうな債務には手を出さないということです。

 

以上、ノンバンクでの借入のデメリットをまとめました。銀行員だからこそ伝えられることを書いたつもりです。

しかし、

基本的には銀行で借りる、無理だった場合にノンバンクを考える。

このスタンスでの不動産投資を絶対に変えてはいけません。もしノンバンクを考える場合、メリットとデメリットを比較して、十分にメリットが上回ることを納得した上で行いましょう。

 今回の記事が少しでも参考になればと思います。

 

ノンバンクで借りるメリットについても書いてみました。⇓

keizaihakase.hatenablog.com