mactisの経済ブログ

ある銀行員が金融メジャーリーガーを目指して格闘するブログ

返し終わらないカードローン!完済までのシミュレーション

こんにちは、mactisです。

 

今回は銀行の収益としてどんどん成長しているカードローンについての話です。カードローンについては以前にも紹介しており、なかなか完済のできないからくりについてかきました。

 

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前回の記事でも書いた通り、カードローンの怖さは利息の元加にあります。

この利息の元加という仕組みが非常にやっかいであり、他の借入とは異なる制度であるためきちんと理解せずに使ってしまうと想像以上の出費をすることになります。

カードローンの仕組みについては前回の記事を読んでいただき、今回は一度借り入れたらどれだけの金額をどのくらいの期間払い続けることになるのかを実際にシミュレーションをしていこうとおもいます。

 

 

 

金利
カードローンの金利は大体どの銀行も14%ほどに設定されています。最低金利は銀行によってばらつきがあり、三菱東京UFJ銀行は1.8%という低金利での借入ができます。しかしこの金利は300万円や500万円と高額な借入の場合に限られており、30万円から100万円までの範囲では14%強の金利の銀行が多いです。
今回のシミュレーションでは金利を14%として考えます。

 

○返済方法
銀行のカードローンは基本的に毎月決まった金額を返済することになります。
銀行によって若干の差はありますが、30万円以内の借入の場合は毎月の返済日に1万円の返済といったように、借入金額の残高によって毎月の返済金額が決まるという仕組みになっています。自分で毎月の返済額を決めることはできません。
今回のシミュレーションでは10万円の借入をし、毎月の返済額は1万円として考えます。

 

○シミュレーション
では実際にシミュレーションに入ります。

2017年1月1日に10万円をカードローンで借りたとしましょう。
この金額だとどの銀行も金利は14%程度、毎月の返済額は1万円となります。

今回のシミュレーションの条件は
借入金額:10万円
金利:14%

毎月の返済額:1万円

返済日:月末

として考えます。

では実際に計算をしていきましょう。

○返済1回目(1月31日)
最初の返済日には1万円を返済します。残りの元本は9万円です。そこに1ヶ月分の利息が元金に加わります。
1ヶ月分の利息=10万円×14%×31/365=1,189円となるので利息の元加後の元本は90,000円+1,189円=91,189円になります。


○2回目(2月28日)

1万円を返済するので返済後の元本は81,189円。
元加される利息は91,189円×14%×28/365=979円。

利息の元加後の元本は81,189円+979円=82,168円となります。

 

○3回目(3月31日)

返済後元本:72,168円

元加される利息:82,168円×14%×31/365=977円

利息元加後の元本:72,168+977=73,145円

 

このように返済を行っていくことになり、4月以降の返済は以下のようになります。

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返済が終了するのは12月31日となり、返済終了まで1年間かかることになります。

また、総返済額は106,924円となります。

 

 

○終わりに

カードローンは毎月決まった金額を返済をする方法をとっています。そのため無理なく返済をすることができるということをメリットとして考える方もいらっしゃいます。実際に、毎月返済を行っているため、年利14%といいながらも支払う利息は大きく目立ちません。

しかし、利息の元加という仕組みによって本来借りていない金額にも利息が課されることになります。つまり、実際の金利以上の金利で借りていることになるのです。実際、銀行の提供する商品の中でも、最もおすすめしづらい商品です。もしそれでも借りる場合はカードローンの仕組みをしっかり理解して、納得した上で利用しましょう。

カードローンの返済が滞ると次はもっと条件の悪い借入に手を出すことになりかねません。借金地獄への初めの一歩を踏み出さないよう、収入に見合った生活を送りましょう。